この曲は、じつはもともとキャット・スティーブンスのものとは知らなくて、Mr. Bigというバンドがカバーしたバージョンで知りました。20年以上前になりますが、Maxi Priestというレゲエのアーティストもこの曲をカバーしており、当初は単純に「いい歌だなぁ」とおもっていました。昔よりも英語がわかるようになって、あらためて歌詞を見直してみると、
But if you wanna leave, take good care
(それでも君が行くというのなら、くれぐれも達者で。)
I hope you have a lot of nice things to wear
(きれいな服がたくさん着られるといいね。)
But then a lot of nice things turn bad out there
(でも、素敵なことが悪く不愉快なことに転じてしてしまうことだってたくさんあるんだ。)
特に若いころは人生の大変さ、というか、責任をもって生きていくことの重さがわかっていないから、安易に考えてしまいがち。自分もそうだったけど。正直、もう一回やれと言われたら嫌だわ・・・。
あんなにすてきだと思ったのに、Intentionはよかったのに、とんでもないことになったり、とんでもないことに巻き込まれてしまったり・・・。
You know I've seen a lot of what the world can do
(世間がどういうものなのか、僕はずいぶんと見てきた。)
And it's breaking my heart in two
(苦労するのがわかっているからつらいんだ。)
Because I never wanna see you a sad girl
(君が悲しむ姿を見たくないから)
Don't be a bad girl
(何があっても悪い娘にはなったりしないでおくれ)
年頃の娘がいる親にしてみれば、心配でたまりませんね。
キャット・スティーブンスに娘がいたかどうかわかりませんが、(ここでは「自分のことを歌っているんだと思います」と冒頭で語っています。)
But if you wanna leave, take good care
(どうしても出て行くというなら、せめて自分を大切にするんだよ。)
I hope you make a lot of nice friends out there
(行く先々でたくさんのいい友達ができるといいね。)
But just remember there's a lot of bad and beware
(でも、悪人もたくさんいるってことを覚えておいて。油断しないで。)
I'll always remember you like a child, girl
(僕は子供のような君をいつまでも覚えているからね。)
親戚のおじさんとか、そういう立場で、自分が小さいときから面倒を見てきた女の子が大きくなって違う土地へ旅立つとか、そういう状況を私はイメージしています。
残念ながら人生は「粥やジャムではできていない」。そして、ある人が言うには人間には「だます側」と「だまされる側」しかいないんだそうで・・・。
むごい事件も後を絶たないなかで、子どもを社会に送り出すのは不安ですよね~。命を落とすことだってあるんだから。本人たちは十分に知っているつもりだけど、じつは、どんな目に遭うかつゆ知らず。世間の厳しも知らず、悪者がうようよいることも知らない。経験を積んだ大人になってからでも痛い目に遭うことはあるくらいですからね。Wild Worldだな、とつくづくおもいます。
若いみんな、がんばれー! 世の中、年齢に関係なく、がんばってる人が一番えらい、と私は思うから。
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