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2015年2月3日火曜日

母音の無声化 (キ・ク・シ・ス・チ・ツ・ピ・プ・ヒ・フ・シュ)


お待たせしました(誰も待ってないって!?!?)やっとブログの新記事です♪

新しい仕事を始めて、このところてんやわんやで、なかなかブログの更新ができませんでした。この新しい仕事の開始から、約3週間が過ぎました。なかなかやりがいがあります、イライラとフラストレーションが溜まることも少なくありませんが、声に出てしまうので、これも効果的にコントロールする術を身につけ、磨いていかないと・・・!!

今のところ、ドキュメンタリーのリポート素材に日本語音声を作成(翻訳)&載せる という内容なのですが、いろんな意味でチャレンジがあります。チャレンジがあるのは、概していいことですね!!(汗)

通訳や翻訳のお話だけではなく、ボイスオーバーの話も、追々少しずつご紹介していけたらと思っていましたが、さっそく今日は「無声化」について少しお話しようと思います。

「ムセイカって何?」とお思いの方はこちらを参考にしてくださいね。

日本にまだ住んでいたころ、すでに何年か前になりますが(苦笑)某テレビ局の「アナトレ」に通いました。入門から上級終了まで行きましたから、結構の期間だったとおもいます。とてもよい勉強になりました。直接的、間接的に仕事や普段の生活にも役に立っていると思います。

話を元に戻して、、、この無声化ですが、アクセント、鼻濁音とともに「声」の仕事をしている人なら避けては通れない重要なポイントです。一定のルールがあって、通常は母音は有声音(発音すると喉が震える)なのに、ルールが該当する場合には、特定の子音の後ろの母音が無声化(発音しても喉が震えない)するというもの。

このルールを詳しくここで記載することはやめておきますね。それだけでとても長くなりそうなので。。。ただ、タイトルに挙げた、「キ・ク・シ・ス・チ・ツ・ピ・プ・ヒ・フ・シュ」という10コの音が、場合により無声化する音なのです。その昔(その昔ぃ??)先生に「キクシスチツピプヒフシュと暗記してしまいなさい!」と教わったことを思い出しますw

日本語を正しく、美しく、発音する=広めること、つまり間違った音を広めないことは日ごろから心がけたいと思っているものの、口で言うほど簡単ではないのも事実ですよね。

「正しい」アクセント・・・ちなみに、ここで「正しい」と言っているのは、方言や訛りを否定しているわけでは決してありません。ここでは、無声化や鼻濁音になるべきルールに則ったアウトプットをする、そういう意味の「正しい」という話だと思ってください。

それで、このお仕事は、通訳のスキルと、アナトレで勉強したスキルの両方が生かせるチャンス!のはずが、無声化をするとうまく音が拾えないらしいのです。これは機械の調整の問題なので、いずれは解消するのでしょう。とりあえず、音が拾いづらくなるようなので、極力、無声化せず、サ行、カ行などで始まるセンテンスは、極端に強調して発音するようにしています。それくらいで、ちょうどいい、というか、やっと普通かなァ。

無声化せずに、全部ベタで発音するのはロボットみたいに平坦になってしまい、不自然。お世辞にもベストプラクティスとは言い難いのですが、反対に、オーバーにやりすぎると、(あるいはちょっと間違えて癖がついてしまうとー失礼!)「エレベーターのお○○さん」みたいな口調になってしまいますから、注意が必要です。

通訳や翻訳の仕事も奥が深いけれど、ボイスオーバーも奥が深い。興味がある方は、ボイスオーバーとかレポーターの練習(訓練?)も受けてみるといいと思いますよ。Transferable skills (転換できるスキル=使い回しが効く?技術)だったり、補完作用があるスキルだと思います。

ちなみに私が受けた「アナトレ」の詳細はこちら。発声練習や、滑舌練習、ニュース原稿の読み方以外に、自分の家のテレビでも見たことがあるスタジオを使ってシミュレーションをしたり、リポートや中継などの練習もやらせてもらいました。楽しかったですよ〜!

では、今日はこの辺で☆

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